模倣と創造
著者名 | 合田正人(共著) |
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出版社 | 書肆心水 |
出版年 | 2017年 |
第1章 模倣・創造・書記行為――ニーチェの文体と孤独 井戸田総一郎
Ⅰ 模倣とジェラシー
Ⅱ 継承と断絶
Ⅲ パロディア――模倣と創造
Ⅳ 文体と孤独
第2章 擬きとかぎろいの星座――タルド、カイヨワからデリダへ 合田正人
Ⅰ タルドと模倣
Ⅱ カイヨワと擬態
Ⅲ 現象学とミメーシス
第3章 森鷗外と近代的表現へのアクチュアルな〈問い〉
――伝承と自由と、あるいは、ミメーシスとポイエーシスと 大石直記
Ⅰ 〈身を投げる女〉の表象――世紀転換期における再生する古伝承
Ⅱ 文学テクストにおける〈夢〉の威力、ないしは権能――生成する「山椒大夫」、〈写実〉と〈比喩〉と
Ⅲ 〈非合理なるもの〉の根源・『かのやうに』と『天保物語』と――行為論的地平へ
Ⅳ 晩期鷗外文学における伝承性への視角――文体、或いは、〈模倣〉と〈創造〉の交差する場へ
Ⅴ 鷗外文学のアクチュアリティ――総括的考察、〈模倣〉と〈創造〉、その抗争様態をめぐって
Ⅵ 補論・森鷗外と〈子規の衣鉢〉――近代日本の亡失された水脈、あるいは、ホーリズムの方へ