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10月23日 シンポジウム「もう一つの現象学へ」開催のお知らせ

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来る10月23日(日)に、2016年度2回目のシンポジウム「もう一つの現象学へ―パース、ルヌヴィエ、バシュラール」を開催することになりましたので、ここにご案内させていただきます。なお、会場は中野キャンパスですのでお間違えのないようお願いいたします。

 

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「現象学」(phenomenology)とはどういうジャンルの語なのだろうか。名詞ではあるのだが、単に一般名詞なのだろうか、隠れた固有名詞なのだろうか。独特な動詞性の表現なのだろうか。それは一体何を指示し、何を意味しているのだろうか。「分析哲学」と言う時とも「存在論」と言う時とも何かがちがう。「マルクス主義」とか「フランクフルト学派」とか言うときとも勿論ちがう。「実存主義」「構造主義」という呼称とも事情は同じではあるまい。「現象学」とはどのような語なのか。それはヘーゲルとフッサールの専有物ではない。その二つの潮流から逸脱する何らかの動きにも「現象学」という語を充てることができるし、また、そうしなければならないような事例もあるだろう。「現象主義」(phénoménisme)という語を選んだ者もいる。意味論的磁場のこの曖昧な拡がりと微細な偏差から思考することで、「現象学」の何が見えてくるのか。それをゲストたちと共に試してみたい。(文責・合田)

 

日時:2016年10月23日(日)
場所:明治大学中野キャンパス6F 研究セミナー室
(東京都中野区中野4-21-1)

http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/nakano/access.html

 

報告 13:00-13:50

合田正人(明治大学) 「シャルル・ルヌヴィエの現象主義」

講演1 13:50-14:50
奥村大介(明治大学兼任講師)「科学と詩:バシュラールの現象学」

講演2 15:00-16:00
乘立雄輝(東京女子大学)「パース 記号と現象:経験論から形而上学へ」

総合討議 16:10-17:00

 

使用言語:日本語
参加自由、予約不要

主催・問い合わせ:
「現象学の異境的展開」事務局:ikyo@meiji.ac.jp
池田喬(文学部准教授)、合田正人(文学部教授)、志野好伸(文学部准教授)

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