8月26日講演会「江戸の身体観・死生観~現象学的アプローチ~」開催のお知らせ
Event
8月26日に「江戸の身体観・死生観~現象学的アプローチ~」と題した講演会を行います。 『シュミッツ現象学の根本問題―身体と感情からの思索』(京都大学学術出版会)の著作などがあり、江戸期の医学書・養生書についても精力的に研究されている梶谷真司氏と、『いまを生きる江戸思想―十七世紀における仏教批判と死生観』(ぺりかん社)の著作などがあり、現代医療における介護や看取りの問題にも取り組んでおられる本村昌文氏をお招きします。現代の身体観・死生観を江戸期の思想から見直す格好の機会になるかと思います。夏期休暇中の開催のため、早めに告知いたします。御関心のある方はぜひ御予定に入れていただければ幸…
レポート:8月7日シンポジウム「東アジアにおけるレヴィナス」
Report
8月7日、中山大学(中国・広州)との共催で、国際シンポジウム「東アジアにおけるレヴィナス」を開催した。冒頭、合田氏は、1980年代に自身がレヴィナスを研究し始めた頃は、ほとんど周りにレヴィナスの名を知る人がいなかったこと、それが今日、日本でも中国でも盛んに論じられる対象となっていることを指摘し、なぜ東アジアでこれほど読まれ続けているのかと問いかけ、本シンポジウムの意義を説明した。また、自身がかつて沖縄でレヴィナス研究に没頭していたこと、今回のシンポジウムを当初沖縄で行う計画であったことに言及し、沖縄の持つ地政学的な意味についても強調された。 (左から、合田正人氏、朱剛氏、王恒…