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リポート:クロージングシンポジウム「哲学はどこへ」

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3年間にわたって企画された「現象学の異境的展開」のクロージングシンポジウム「哲学はどこへ――現象学の展開」がおよそ40名の参加者を得て、3月14日に行われた。   (左から合田、美濃部、志野) シンポジウム前半では、明治大学から合田、美濃部、志野の3名がそれぞれ「Le premier venuとは誰か――パシェ、レヴィナス、ジラール」「フィヒテ1804年の『知識学』における現象概念」「直観と直覚――西田幾多郎と牟宗三」のタイトルで発表を行った。 合田は、ピエール・パシェのボードレール論のタイトル、Le premier venuには、「最初に訪れ…

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リポート:クロージングシンポジウム「哲学はどこへ」

レポート:イスラーム思想と現象学

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「現象学の異境的展開」は、ドイツ・フランスを震源地とする現象学が世界各地に伝播することで生じる新たな出会いや葛藤について、積極的に研究を行ってきた。その一環として、イランにおけるハイデガー思想の影響について詳しいビジャン・アブドルカリミー氏とバフマン・ザキプール氏を招聘し、2日間の講演会を行うに至った。アブドルカリミー氏はこのテーマについてイランにおいてプロジェクトを組織し、すでにその成果をペルシャ語で発表されている。1日目は20名前後、2日目は10名強の参加者を得ることができた。 アブドルカリミー氏には、21日に「Heidegger and the revival of the Easte…

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レポート:「江戸の身体観・死生観~現象学的アプローチ~」

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8月26日に、梶谷真司氏(東京大学)と本村昌文氏(岡山大学)をお招きして、「江戸の身体観・死生観~現象学的アプローチ~」と題した講演会を行った。 「言葉の中の身体―医学書・養生書における東洋的身体の多層性」と題された梶谷氏の発表は、まず異文化の身体に対する現象学的アプローチの可能性について検討したのち、江戸期の医学書・養生書から日本の身体観の特徴について論じるものであった。梶谷氏は、まず理論的身体と実践的身体に分けて考えることを提唱された。その上で、直接的経験から出発する現象学は、実践的身体に関わり、その異文化性を描き出すことができるだけでなく、理論的身体およびその異文化性に対し…

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レポート:8月7日シンポジウム「東アジアにおけるレヴィナス」

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8月7日、中山大学(中国・広州)との共催で、国際シンポジウム「東アジアにおけるレヴィナス」を開催した。冒頭、合田氏は、1980年代に自身がレヴィナスを研究し始めた頃は、ほとんど周りにレヴィナスの名を知る人がいなかったこと、それが今日、日本でも中国でも盛んに論じられる対象となっていることを指摘し、なぜ東アジアでこれほど読まれ続けているのかと問いかけ、本シンポジウムの意義を説明した。また、自身がかつて沖縄でレヴィナス研究に没頭していたこと、今回のシンポジウムを当初沖縄で行う計画であったことに言及し、沖縄の持つ地政学的な意味についても強調された。 (左から、合田正人氏、朱剛氏、王恒…

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レポート:8月7日シンポジウム「東アジアにおけるレヴィナス」

レポート:3月1日ワークショップ「現象学と東アジア」

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日本より一足早い春の訪れに迎えられ、3月1日に香港中文大学日本語学科との共催でワークショップ「Phenomenology and East Asia」を開催した。ワークショップは、9時から途中1時間半の昼食休憩をはさんで18時まで行われ、充実した一日となった。香港中文大学は授業期間の只中で、教員も学生も時間をやりくりして参加していただいた。なお、発表、質疑ともすべて英語で行った。 第一部 当初の順序を変更し、平岡、犬飼、ホイ氏の順で発表した(以下、日本側参加者は敬称略)。 平岡は、レヴィナスのフッサール解釈に依拠しながら、表象に対抗する現象学的記述の意義を論じた。現象…

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レポート:1月8日講演会「北欧における現象学の展開」

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新年明けて間もない2017年1月9日、日曜日にもかかわらず、30名前後の参加者を得て、北欧の現象学についての講演会を開催した。今回お招きした浜渦辰二先生が代表を務める科研費基盤(B)「北欧現象学者との共同研究に基づく傷つきやすさと有限性の現象学」との共催である。 まず、池田氏が自身の近年の研究を振り返りながら、北欧の現象学において、従来別々の流れで研究されていたフェミニズムと医療の問題が合流し、顕著な成果をあげていることを報告した。池田氏は、Feminist Phenomenology and Medicine の編者であるKristin Zeiler氏やLisa Folkmar…

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二つのシンポジウム「現象学と儒学」と「Opening up Japanese Philosophy」

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遅くなったが、9月末から10月初に行われた二つの国際学術会議について報告する。 一つは台北の国立政治大学で行われた国際シンポジウム「現象学と儒学」であり、一つは、福岡の九州大学西新プラザで行われた国際シンポジウム「Opening up Japanese Philosophy: The Kyoto School and After​」であり、後者はIntenational Association of Japanese Philosophyの最初の大きな国際シンポジウムとして開催された。この二つの催しに合田と志野が参加し、それぞれ発表を行った。   国際シンポ…

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二つのシンポジウム「現象学と儒学」と「Opening up Japanese Philosophy」

10月23日レポート:シンポジウム「もう一つの現象学へ 」

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10月23日レポート:シンポジウム「もう一つの現象学へ − パース、ルヌヴィエ、バシュラール」     2016年10月23日午後1時から、明治大学中野キャンパスにて標記のシンポジウムが開催された。中野キャンパスでの開催は初めて。休日の街の賑わいが御茶ノ水、神保町とは大きく異なる。いわゆる秋の行楽日であったが、二十数名の方々が集まってくださった。深謝申し上げたい。 「現象学」と呼ばれているものが「一つ」ではないこと、フッサールを祖とする「現象学」についてさえその多様性・多数性が語られるねばならないこと、それは言うまでもない。とはいえ、今日に至…

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10月23日レポート:シンポジウム「もう一つの現象学へ 」

7月31日レポート:シンポジウム「リズム」

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7月31日、姜丹丹氏、村上靖彦氏、小倉拓也氏をゲストに迎え、「リズム」と題したシンポジウムを開催した。   メイン・テーマは「リズム」であったが、各セクションのタイトルが示すとおり、今回のシンポジウムの大きな目的は、フランスの哲学者アンリ・マルディネ(1912-2013)の思想を紹介・再検討することにあった。2009年の時点で、村上靖彦氏は、マルディネの文章(翻訳は塩飽耕規氏)についての解題で、「10年ほど前、フランスで提出されるすべての哲学系の博士論文でマルディネが引用されているという冗談があった」ことを紹介しているが(『現代思想』十二月臨時増刊号総特集=フッサール、v…

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7月31日レポート:シンポジウム「リズム」

レポート:シンポジウム「民国時期における中国文学とフランス文学の交流」

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5月30日と31日の両日、上海の復旦大学で開催された国際シンポジウム「民国時期的中法文学交往」(民国時期における中国文学とフランス文学の交流)に、合田と志野が参加し、それぞれ報告を行った。 シンポジウムは、日本から参加した我々2名のほか、フランスから2名、そして主催の復旦大学をはじめとする中国各地の大学から11名、計15名の報告者の発表で構成され、関連分野の復旦大学の教員や、学期末の授業を縫って聴講に訪れる学生たちも加わり、盛況のうちに幕を閉じた。発表は資料を丹念に収集・整理して、フランス語文献の中国語への翻訳・改編の具体的様相を明らかにするものと、中国文学におけるフランスイメー…

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レポート:シンポジウム「民国時期における中国文学とフランス文学の交流」

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